新宮市消防本部の昨年中に出動した救急件数が過去最多を更新した。コロナ禍のピークだった令和4年に過去最多となって以降、増加傾向が続いている。要因の一つには、コロナ前まではほとんどなかった発熱での救急要請が増加したことを挙げる。
当方も昨年7月、人生で初めて救急搬送を経験。前日から高熱の兆候はあったが、朝は普段通り起きて仕事に出掛ける身支度をしていた。トイレから出たところまでは覚えているが、滝のような汗が流れてきて、そこから廊下とリビングで2回倒れたらしい。壁と床に頭をぶつける大きな音に驚いた家族が119番通報した。医療センターに搬送され、診察の結果は新型コロナ。頭部の検査でも異常はなく幸い軽症で済んだ。無理をして迷惑をかけてしまったことに反省している。
軽症か重症かの判断は個人の感覚によって違い、119番通報を控えたことで重症化するおそれもあることから、発熱での線引きは難しい。同本部では増加傾向にあるものの、現在のところ十分に対応できているという。不安に感じたら119番通報して状況を伝えてほしい。
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