今週火曜日からの1週間ほどは今季最大の寒波が来襲し、日本列島の広範囲で警報級の大雪になるという予報。温暖な当地方でも最低気温がマイナスとなる日もありそうで、寒さにめっぽう弱い私は今から恐怖で震えている。
紀南地方に春を告げる「お燈祭り」。昔から、お燈の前後が1番寒いといわれ、またお燈の前には天気が崩れるということもよく聞く。今年はその伝承通りの天候になりそう。お燈を基準に季節や天気を考える風習は、地元の人に古くから大切にされてきた祭りなんだなあと感じる。
1400年の歴史を誇る祭り。なぜこんなに長く、たくさんの人に愛されているのかを考えた時、男性なら誰でも参加できること、その人に関わる家族や友人知人も参加者の一員になれることが理由かなとも思う。麓で見物するだけでも、知人らの勇壮な姿を見つけるとうれしくなる。
祭り当日はとんでもなく寒い予報なので、上る人も見学に行く人も、体調管理には十分気をつけて、無理のない範囲で参加してほしいと思う。
【織】