先日、高速道路のパーキングエリアに休憩のため立ち寄った時のこと。車に戻る途中で若い男性2人が話しかけてきた。聞けば、ヘッドライトをつけたままエンジンを切って仮眠してしまい、バッテリーがあがってしまったとのこと。携帯電話の電池も2人ともなくなってしまったため、ロードサービスを呼んでほしいと。
時間は夜の11時。このご時世、新手の詐欺や犯罪を疑いつつも電話をかけてみた。残念ながら、翌日の朝の9時まで対応できないとの返答。途方にくれて、薄着で寒そうに震えている若者。とりあえず私の車で携帯電話を充電しながら、近くに停まっている車の夫婦に、ブースターケーブルを持っていないか聞いてみることに。幸運にも車に積んでいたため、どうにか無事に始動でき、その場のみんなで「良かったね」と喜んだ。
「バッテリーが弱っているから家に着くまでエンジンを切らないで、気を付けて帰ってね」とみんなで見送ったあと、いつどこで何が起こるか分からないので、私も最低限の備えはしておかなければと、思い知らされた出来事だった。
【織】