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仕事は楽しくしよう 地元で働く先輩から助言 尾鷲高でキャリア教育

 三重県立尾鷲高校で19日、地元で働く卒業生の話を聞くキャリア教育講演会があり、情報ビジネス科とシステム工学科の2年生50人が、先輩2人の体験談やアドバイスに熱心に聞き入った。
 
 尾鷲商工会議所が「地元で働く 先輩から君たちに」をテーマに行っているキャリア教育で、卒業生を招いて話を聞いている。今回はNPO(特定非営利活動)法人あいあいの湯浅敦基副理事長(31)、司法書士の中瀬幸志さん(41)が講師を務めた。
 
 湯浅さんはグループホームやデイサービス、放課後児童クラブ、ホテル、配食サービスなどの事業を紹介し、「施設の中でも、餅つきや初詣など、季節を感じて喜んでもらえるよう心がけている」「自分がさばいた刺し身を喜んでくれる。趣味をつないで、楽しく仕事できるようにしている」とやり甲斐を語り、「仕事はきれいごとだけではないからこそ、プラス思考の仕事をしている。せっかくだから自分も、みんなも楽しく仕事ができるようにしたい」と話した。
 
 高校生へのアドバイスとして「進路を考える大事な時期だが、楽しんでほしい。自分自身が振り返ると、高校生のころは良かったな、戻りたいな、と何回も思う」「どうせ働くんだから、楽しく仕事をしよう。自分たちが楽しく仕事をしていると、利用者さんも頼んでくれるもの」とし、「尾鷲に帰ってきて、もし興味があれば気軽に連絡してほしい」と呼び掛けた。
 
 中瀬さんは司法書士の仕事について説明し「まちの法律家として、尾鷲中を走り回っていて、いろんなところにいるね、と言われる。家が仕事場なのでゆっくりと仕事をできるし、地域とのつながりがあるので仕事もやりやすい」「司法書士は尾鷲市と紀北町で7人。しっかりと勉強すれば激しい競争にさらされることなく、会社でも必要な資格を持つ人は重宝される」と資格の良さや大切さを語った。
 
 後輩へのアドバイスとして、レモンを手に『レモンを手に入れたらレモネードをつくろう』『これまでが、これからを決めるのではない。これからが、これまでを決めるのだ』という言葉を紹介。「レモンは不運や問題のことで、それに直面しても、おいしいジュースは作れないか、ととらえることが大切」「試験で苦しんだり不安なこともあったが、辛い経験があったからこそ、今もこうして仕事ができる。私も後40年、人生が半分あると思ってこれからも白紙のページを埋めていく。みなさんもこれから頑張ってほしい」と激励した。

      尾鷲市

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