12月の電気代に目をむいた。政府の補助金終了が影響したのは承知だが、それにしても跳ね上がった。そもそも古い家だから窓が多く、外気の冷たさを伝えやすい。隙間風も入るから寒い。最近の家は窓が少なく小さい。断熱材の品質もよく、気密性が高いので、その暖かさは歴然。
暑さより寒さの方が器具に頼らずとも比較的しのげる。重ね着すればいい。だが日本列島に居座る最強寒波は、暖房費の節約を考えるどころではない。9日にかけて日本海側を中心に大雪が見込まれている。テレビで「災害級の大雪」の文字が躍る。どこも通れないような道路を行き交う車の映像を見て「怖い」「よう住まん」と正直思う。
寒波は北極上空の冷たい空気が南下してくるのが原因。温暖化が進んでも、偏西風の蛇行に伴って極端な低温は起こり得る。気候変動が冬の気象に大きな影響を与えているという。
当地方でも大雪がないとは言い切れない。地震津波対策だけでなく、雪への備えも考ておかないといけないときが来る。他人事ではない。
(N)