学校やイベントで、子どもたちに話を聞く機会も多いが、その時にきちんと間をとることを大切にしている。もちろん弁舌が巧みな子もいるが、自分の意見や考えを言語化するのは経験が役立つ側面もある。
今年もヤーヤ祭りの準備の取材しながら、そういえば、祭りの取材のインタビューはあまり苦労した記憶はあまりなく、小さな子でもすらすら積極的に話す子も多い。祭りでは同年代だけでなく、多様な人との接する機会も多く、非日常的な経験の場でもあることから、一時的にコミュニケーション能力を高める作用があるのでは、と無理矢理に仮定してみる。祭りに積極的に参加してくれる子は、周りの大人としてはありがたくて可愛くて仕方のない存在であろう。
横断幕やのぼり旗、矢来を見れば、祭りの足音が聞こえてくるようでもある。ヤーヤ祭りのたびにいろいろと考えたり書いたりしているが、祭りには論理を超える力がある。もういくつか寝ると、その祭りは確かに始まる。
(R)