きほく燈籠祭に向けて、名物の大燈籠作りが始まった。今年は「福籠(ふくろう)」で、コロナ禍での不安の闇の中、先を見通し幸運を見つけるという願いが込められているという。今年は出店も復活させ、通常開催で行うことを早々に打ち出した。
今年70回目の節目を迎えるおわせ港まつりは、2月にボランティアスタッフを募集しており、予定通りにいけば8月の第一土曜日の5日に行われることになる。紀伊半島最大級の熊野大花火大会は8月17日開催することを先月決定し、協賛やメッセージ花火などを募集している。
これらは各市町を代表するイベントであり、制限をかけたり形式を変えながら昨年も開いた。振り返ってみれば、あの難しい状況の中でよく決断し、何もかもが手探りの状態で問題なく実行したものだと思う。
社会の風潮は変わりつつあるが、それでもなかなかマスクが外せないように、感染症の不安はこれからも付き合っていくことになる。今年もまた、住民に希望を与える花火となることを願う。
(R)