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不連続線「閉校に思う」

 矢口小学校が147年の歴史に幕を閉じた。閉校に立ち会う度に、地域として失うものの大きさを思い知る。
 
 個人的に、閉校は地方の過疎化の深刻さを端的に示す事象だととらえている。その地域から子どもたちの声が消え、世代間交流の機会が減り、子育て世代の移住定住も難しくなる。維持したくてもできない失望、諦念、断腸の思い、文科省によると毎年450校ほどの廃校があるという。教育は国家の根幹であり、住んでいる地域で教育格差はあってはならない。
 
 閉校式の国政の来賓は衆議院議員が1人、選挙を控えた参議院議員の代理が1人。次の予定が控えた代議士はあいさつして退出すると思っていたら、最後まで残っていた。最前列で児童と向き合っていて何か感じるところがあったのか、と思うことにする。
 
 特定の政治家や政党を支持するつもりはない。人口減少は全国的な課題で、その地域個々の自力で改善できる問題ではない。誰でもいいから、このすばらしいまちの衰退をなんとかしてくれ、というのが本音である。
 
(R)

      不連続線

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