文字入力の誤変換は時に、思いもよらなかった世界をわれわれに見せてくれる。記事執筆の段階で誤変換してしまったものをリストにしてまとめている。
最近のお気に入りは「ちょも働き」。「共働き」というシリアスっぽい言葉を打とうとしたが、なかなかかわいらしい響きになってしまった。チョモランマ(エベレストの別名)へ働きに出ていく出稼ぎの総称だろうかなどと想像し、1人で笑いをこらえていた。こういう時にマスクをしていてよかったなと実感する。
シリアスな内容がポップになると言えば、「市政報告会」と打とうとした時の「姿勢報告会」もだ。会議室で、神妙な面持ちで自分の姿勢を報告し合う人々が浮かぶ。おじさんたちの真剣な表情に、思わず心の中で「知らんがな」とつぶやいていた。
あと本当にしょうもないので言うと「概ね好調」を「概ね校長」としてしまった。この人はおそらく、自分は校長のつもりだし、周りもそのように接してくれるが、どうにも自信が持てないのだ。彼のサポート役はおそらく、実質教頭だろう。
あなたもご自身の作品を見つけてみては。
【稜】