急な陽気に誘われて、サクラの開花が一気に進んでいる。毎日見かける木々も、日ごとに花が増えてきている。来週には一時的に寒の戻りがあるものの、サクラの蕾は開花に向けて成長を続ける見込みという。逃さないように気をつけておかなければ、あっという間に見頃が終わってしまいそう。
暖かさにいざなわれて活動を始めるのは、植物に限ったことではない。春休みに入ったわが子たち。信じられないことに、早速川に泳ぎに行っている。「寒くないか」と訪ねても「気持ちいい」とのこと。飛び込みもしており、毎日ガッツリ楽しんでいるらしい。
最近は四季が薄れて、過ごしやすい気候の春や秋を楽しむ余裕もなく、厳しい暑さ、寒さばかりが強調されている気がする。先日は、新宮市で29.3度を観測し、近畿での3月の最高気温を記録。春を通り越して、もう夏の暑さの心配をしなければならない。食べ物の作り置きはすぐに冷蔵庫で保存しなければ腐ってしまう。熱中症対策も始まってくる。花粉症さえなければ、ずっと春だけでいいのにと思う。
【織】