9月19日付の本欄で、月の話題を取り上げた時、「月は地球の周りを回る衛星。人工衛星を除けば地球の唯一の衛星である」と書いたが、「2つ目の月」が誕生しているそう。
地球に衝突する可能性のある小惑星を調査しているアトラスというシステムの望遠鏡が発見した。「2024PT5」と名付けられた小惑星が9月29日から11月25日までの期間、地球の周りを1周だけする見通し。幅わずか10メートルとされ、目視は困難という。なお、小惑星が地球の引力につかまることはあるそう。
今月17日の月は、今年最も大きく見られる満月。近年は「スーパームーン」として注目されている。また、15日は2度目の名月とされる旧暦9月13日の「のちのつき」。
中旬以降、月末にかけて「紫金山・アトラス彗星」も観望好機を迎える。普段、意識して夜空を見上げることが少なくなっている。この近辺の夜空は都市部と違い、星々がきれいにみえる。せっかくの機会。学校や仕事の後に、話題の天体現象を眺めてはいかがか。
(M)