新宮市議会の一般質問で、緑丘中と神倉小の一部で「授業崩壊が起きている」と議員から指摘があり、市教育委員会がこれを認めた。議員はデリケートな問題なので公表すべきかどうか思い悩んだとしながらも、複数の保護者からの相談や聞き取りを行う中で、授業が正常に受けられない状態が1年以上も続くことを重く受け、「子どもの未来がかかっている」と早急な対応を求めた。この状況を知る議員がほかにいたかもしれないが、口火を切って発言した議員は英断だった。
市教委は学校と連携して、複数教員での対応や見回り、臨床心理士による相談対応など状況改善に取り組んでいるとしているが、議員で構成する教育民生委員会ではこれまで議論にならなかったのか。そうだとすれば残念。
多様性の時代で学校現場のあり方も変化している。一方で、教員の業務量は多く、負担が大きい中で、今回の問題の対応にあたっている。義務教育とは、全ての子どもに教育の機会を平等に等しく保障することが目的。全市的な課題・問題と認識し、市教委と市長部局が一体となって状況改善に取り組んでほしい。
【F】
