夕張と言えばメロンだが、全国唯一の財政再生団体でもある。夕張市は来年度で財政再建に向けた再生振替特例債の返済を完了する見込みで、最後の返済となる来年度の当初予算109億円のうち返済額は25億円。義務的経費も削り、振興策の打ちようがない、手足がもがれた予算であることは想像しやすい。
石炭のまちとしての繁栄から、炭鉱閉山による莫大な財政負担、「炭鉱から観光へ」への過剰投資、一時借入金による表面上の黒字決算と膨張し続ける負債と、後に残された市民と職員に降り掛かった負担は重い。
夕張市について調べていると「夕張高校は絶対になくさない!」の文言が目に入った。高校生の「財政破綻はもういいよ」「夕張を言い訳にせず、夕張だからできることに目を向けたい」という言葉から夕張高校魅力化プロジェクトを始めたという。ホームページには借金時計を置き、ふるさと納税でも財政再生団体に触れて支援を呼びかけている。
他山の石として、我々も危機感を持って励まなければならない。
(R)
