福島県いわき市で11日、中学校の給食に出す予定だった赤飯約2100食が廃棄される出来事があった。3年生の卒業を祝ってのメニューだが、当日午前11時ごろ、保護者から学校に「震災の日に赤飯を出すのはどうか」との指摘があり、急きょ対応を決めたという。
会見で内田広之市長は「震災の犠牲者を追悼した上で、育ててくれた大人たちにも感謝して食べてもらえれば問題はなかった」と話した。
東日本大震災で多くの犠牲者が出た地域らしいが、「それはそれ、これはこれ」でいいではないかと思う。記事からは分からないが、保護者の指摘に対し、趣旨を丁寧に説明して理解を得る努力をしたのかどうか。
昨秋には千葉県市川市で、市役所に展示したプロカメラマンの写真が1件のクレームを受け撤去したことが、問題になった。写真家はその対応を批判。最終的に再展示が行われ、市長が写真家と市民に謝罪した。素早い対応が危機管理の基本だが、たいていの出来事は賛否両論ある。即断即決が望ましいとは限らない。
(M)
