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不連続線「トルコを思う」

 トルコ南部で6日に発生した地震の被害が徐々に明らかになりつつある。トルコとシリアの両国で2万人以上が死亡し、倒壊した建物にはいまだに多くの人が取り残されており、寒さの中で救助活動と避難生活を余儀なくされている。テレビやインターネットで被災したまちの映像を見るが、言葉がない。

 トルコといえば有名なエルトゥールル号のこともあり、親しみがある国の一つ。紀伊半島沖合で座礁爆発し587人が死亡したものの、大島村民が献身的な救助活動を行ったことから69人が生存。イラン・イラク戦争でイランに取り残された日本人をトルコ政府が救出し、東日本大震災ではトルコ政府による救助チームが支援活動を行っており、今回の地震には日本の救助チームが8日から活動している。

 被災地のシリアはアラブの春から内戦状態にあり、昨今のロシアによるウクライナ侵攻と世界に銃火は絶えず、平和な世界は幻想のようにも思う。命を救うためにトルコとシリアの窮地にどれだけ手を差し伸べられるのか、世界が試されている。かつての大島村民にならい、微力ではあるが募金に協力しようと思う。

(R)

      不連続線

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