昨年末から今年初めにかけて行われた県民1万人アンケートの結果がこのほど発表された。生活全体の満足度は10点満点中5.96点だった。過去3年間のデータでは、7点と5点にピークがあり、6点がやや少なくなっているという傾向は変わらないが、若干高得点側に寄っている。
子ども・子育て支援の観点で「あなたは、子どもを何人くらいほしいですか、あるいはほしかったですか」という設問もあった。過去の「みえ県民意識調査」ではおおむね8割が「ほしい・ほしかった」と回答していたが、この3年間の1万人アンケートでは73%前後でやや低下している。なお「理想の子どもの数」は2人が48.4%、3人が37.2%と、複数を回答する人が多い。
少子化対策の必要性については、かなり以前から指摘されていた。「子育て支援のための総合計画」(エンゼルプラン)が策定されたのは1994年。個別政策には賛否があるが、やっと政策が本格化してきた。子育てを含めて、満足度が上がる社会にしていく必要がある。
(M)