総務省が昨年10月1日現在の日本の人口推計を発表。都道府県別に見ると増加したのは東京と埼玉のみ。日本人の総人口は1億2029万6000人と13年連続で減少幅が拡大したが、外国人の社会増加は34万2000人の増加で3年連続増加し、外国人受け入れで歯止めをかけている現状が分かる。
人口の自然減少は全都道府県で起きており、特に東北や山陰、日本海側で1%を超える減少率が目立つが、三重0.94、和歌山1.34と、近隣府県よりも目立つ。減少した45道府県のうち、社会増は23道府県、社会減少は22県と明暗が分かれる。首都圏と東海、近畿地方を見ると、社会減少しているのは三重と和歌山のみ。
年代別の人口割合は興味深く、生産人口の15~64歳が最も多いのが東京、65歳以上が最も多いのは人口減少率が最も高い秋田は理解できるが、15歳未満が最も多いのが沖縄。沖縄は社会増加もしていて、全体の減少率をみても0.11と、大阪0.07や神奈川0.05と遜色ない。人口減少の抑制策は沖縄にあるのかもしれない。
(R)