環境省と気象庁は6日、東京、千葉、茨城に熱中症アラートを発表した。熱中症の予防を目的に、環境省と気象庁が共同で、関東甲信地方の1都7県で7月から10月第4水曜日まで試行。今年の結果を検証した上で、来年夏に全国で実施する予定としている。
人間の熱バランスに影響の大きい「気温」と「湿度」、地面や建物・体から出る「輻射熱」を取り入れた暑さ指数が33を超えたときに前日の夕方、また当日の朝に発表。①気温・湿度・暑さ指数を確認する②高齢者、子ども、障害者など熱中症リスクの高い方に声かけをする③外での運動や活動は中止・延期する④「熱中症予防行動」を普段以上に実践する—の予防行動を積極的にとるよう求めている。
一方、それ以外の地域では、気象庁が翌日又は当日の最高気温が概ね35度以上になることが予想される場合に高温注意情報を発表。環境省は3日間の暑さ指数の予測を「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重注意」「危険」の5段階で発表しているが、尾鷲では9日まで昼間を中心に「危険」や「厳重警戒」が並ぶ。平年より涼しかった7月から一転、暑さが続く8月。熱中症にはくれぐれも注意を。
(J)