特産品をつめこんだ「尾鷲まるごとヤーヤ便」の本年度第1便となる〝夏便〟の出荷を前に、尾鷲市中央公民館で11日に出荷テストが行われた。夏便に商品を出している事業者と運送業者らが箱詰めの順番や流れなどを確認し、テスト便を運送業者に引き渡した。
尾鷲市の旬の特産品を季節ごとに届けるヤーヤ便は、市や尾鷲観光物産協会、尾鷲商工会議所、市内の27事業者が取り組んでいる。今年は夏・冬・春の年3回発送し、価格は送料込みで2万8000円となっている。今月30日に申し込みを締め切り、申込者に届け日を連絡してから、第1弾の夏便を7月下旬ごろから冷凍便で発送する。冷凍サーモン切り落としやキハダマグロの柵、くずきりそうめんなど8品が入る。第2弾の冬便も8品、第3弾の春便は11品で、有料のオプション商品も追加する。今年も特典として50組100人分のおわせ港まつりの観覧席を用意する予定。
ヤーヤ便は今年で18年目を迎えており、リピーターに支えられているが、ふるさと納税や物価高の影響を受けて試行錯誤を続けている状況。申し込み件数は2015年の2512件で頭打ちし、18年には876件と大幅に減少したが、20年には1508件まで回復。その後はコロナ禍の巣ごもり需要もあり1000件台を維持してきたが、23年804件、24年591件、25年647件と苦戦が続いている。
発送回数も当初は4回だったが、配送料や資材費が高騰したため23年に年4回から年3回として合計商品数の維持を図った。昨年は試験的に4回としたが、今年は再び3回としている。担当者によると、アンケートをとって利用者の声を参考にしたという。
昨年の647件のうち、リピーターが412件と6割以上を占めている。リピーターは57.4%が郵送とFAXで受け付けたが、それ以外は70.6%がウェブで申し込んでいる。ウェブの申し込みの7割がスマホからとなっている。ふるさと納税は105件。全体のうち8割以上が東海地方からで、三重県が325件、愛知県が176件となっている。
担当者によると、今年の注文は去年と比較して伸びていない。「猛暑でもあるので、まずはよい品質を維持することが重要。冬と春の便にはオプションを用意し、尾鷲の魅力を一年を通じて味わえる内容になっているので、多くの人に届くようPRしていきたい」と話している。
申し込み、問い合わせは、尾鷲観光物産協会(0597-23-8261)。
