新年度が始まり社会人としての第一歩を踏み出す人も多いだろう。社会人は、周囲から「自立した一人の大人」という扱いを受ける。例えば、親の扶養者ではなくなる、賃貸の名義人となるなどが挙げられる。つまり、今までに比べて自身の行動に対し負う責任が大きくなる。
学生と社会人では、さまざまな違いがある。1つは、「自身の行動が与える影響の範囲」。社会人は、自身の過失が組織全体の評価や信頼にまで影響を与える。自身の行動に責任を持つことが重要。もう1つは、「周囲から求められる立場」。身につけた知識やスキルを生かし、組織に貢献する「成果」を出すことが求められる立場。つまり、社会人としての自覚とは「組織の一員として、経営や事業拡大へ関わっていると認識すること」であるといえる。
失敗を恐れず果敢に仕事に挑んでほしい。最初は誰もが新人。有能な先輩も上司も失敗を繰り返し成長した。「失敗なくして成長なし」という言葉を心に留めてほしい。迎え入れる企業も陰に日なたに社会人としてのあなたを応援していることを忘れず、一歩一歩、成長していかれますように。
【茂】