久しぶりにきのくに線に乗った。以前からこの車窓から見る海がとても好きで、ガタゴトと揺られながらこの日も真っ青な空と海の景色楽しんでいた。あまりにきれいなので、動画で撮って北海道にいる友人にこれを送ったところ、すごく喜んでいて「行きたい、行きたい!」と興奮した返事が返ってきた。
きのくに線の特に新宮~白浜間が赤字路線で単独での維持が困難となっている状況に、さまざまな取り組みが行われているが、海のすぐ隣を走る列車で、車窓から鮮やかなブルーの海が見える、という打ち出し方をもっとしても良いのではないかと思う。長距離観光列車「銀河」運行の際には沿線の景観改善が行われており、その方針ももちろん取り入れられているとは思うが、この車窓の景色は格別であると、もっと強く押し出しても良いのではないか。これも、地元の人だと見落としがちな当たり前の風景なのだろうか。見せ方によっていくらでも楽しめる路線に化けると思う。
普段は車を利用している方も、久しぶりに乗ってみては。地元住民も年に数回乗らないと、路線維持が難しいそうです。
【稜】
