23日付紙面で「春の火災予防運動」の特集を行った。1月にカリフォルニア州で発生した大きな山火事があったことから、記事を書いたが、ここ数日、日本でも山火事が多発している。
記事でも取り上げたが、直近(平成30年~令和4年平均)でも1日平均4件の山火事が起こっているという数字に驚いた。平均焼損面積が2ヘクタール。100メートル×200メートルの広さで、建物火災などに比べて規模が非常に大きいのが分かる。
大船渡市で山火事が頻発している。19日に発生した山火事では、ほぼ消し止められたのは25日になってから。約324ヘクタールが焼けた。隣接する陸前高田市でも同日火災があり、8ヘクタールを焼いて26日正午ごろにほぼ消し止められたと思ったら、午後1時ごろ再び大船渡市の3つの地区で山火事。27日正午現在も燃えており、住宅を含む多くの建物も被災している。
ニュース映像を見ると「手の付けようがない」という印象。一人一人が「火の用心」を心掛け、予防に努めることが大切だ。
(M)