三重4区選出の鈴木英敬衆議院議員が18日の政治倫理審査会に出席。パーティー券の〝キックバック〟について、政治資金収支報告書に記載されていなかったことについて事情を説明した。
説明によると、販売時には還付金の仕組みがあることは知らず、秘書が派閥から「記載不要」と支持を受けていた、とのこと。1回生議員だったということを考えるとこの説明は理解できる。事情を明らかにすべきは、派閥や事務局の幹部だろう。いつから、そのような扱いをしていたか。一度やめようという話があったのはなぜか、また、現状維持になった経緯など、明らかになっていない部分は多い。
今国会で一定の法改正がなされたことは評価できるが、問題は実際の運用がどうか。一般の企業や組織は、税務署から収支を厳しい目で見られる。それらの金と政治資金との差の存在が、国民の大きな批判を招いた。以前にも書いたが、お金が必要なことは理解する。「これなら問題ないよね」と国民に理解してもらえる運用をお願いしたい。
(M)