各地で12月議会が始まっている。3日に開会した尾鷲市議会冒頭の市政報告で加藤千速市長は新野球場に関し「公園の整備に併せて、野球場の活用方法についても具体的に検討を進めている。東紀州地域でスポーツ振興を通じ、集客交流人口を拡大させ地域活性化につなげていく」と述べた。
少し前にも書いたが公共投資は『利用料などで元を取る』という考え方にはなじまない。むしろ元が取れて利益が出るなら民間で事業ができる訳で、地方では、そうでないから行政主導で行われている面もある。一方で、財政が縮小していく中、少しでも利用率を上げるとともに、支出を減らす必要もある。
野球場として、いかに利用を増やすかが第一。熊野市では2~3月は球場に空きがない状態という。これに連携するのは必須。もう1点、野球場以外としての利活用の促進も考えないといけない。人工芝など仕様が確定したらどのような使い方ができるか早めに周知を図り、市民から利活用案を出してもらうような取り組みをしてはどうか。
(M)