「コメ不足」の話題が週刊誌などで多く取り上げられている。この地域でのスーパーでは普通に販売しているが、値段は若干高めで、場合によっては3~4割高になっているという。
新米が出回る直前の日向灘の地震を受けて多くの人が「念のため」と確保を図ったことが要因の一つ。訪日客の増加などで外食用の米の需要が伸びていたこと、小麦の価格の上昇に対し、米は値上がりしていなかったこともあり、ここにきて〝高騰〟しているのだそう。
台風10号接近まで、特に西日本は晴れた日が多く、暑さが収穫に影響するのではと考えたが、農林水産省が公表している8月15日現在の作柄の情報をみると、九州の3県で「やや不良」があるものの、多くの県は平年並み、東北では「やや良」が目立つ。
今後、品薄感は減少するだろうが、物価そのものが上昇しており、ある程度価格が高止まりするのはやむを得ないだろう。食料自給率のことを考えると、米にしても魚にしても国産のものを「食べて支える」ことにつながることに期待する。
(M)