• 新宮市鴻田
  • 結核・呼吸器感染症予防週間特集
  • 9月21日~30日
    秋の交通安全運動
  • 求人広告(9月21日掲載分)
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

不連続線「森林環境税」

 6月から森林環境税の徴収が始まり、話題になっている。平成3年に本宮町(現田辺市)の中山喜弘町長(当時)が提唱した「森林交付税構想」がきっかけで導入されたとされる。林野庁によると、「パリ協定の枠組みの下における我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るための森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する」ことが狙い。

 これを財源として、市町村による森林整備のために、自治体に森林環境譲与税が分配されている。使い道が決められていて市町村では間伐等の「森林の整備に関する施策」と人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発などの「森林の整備の促進に関する施策」に充てることとされている。

 令和元年度から先行して分配されているが、森林のない都市部では「使い道がない」と基金が積み上がっているとも言われる。建物などの木質化や木の机・いすの整備など、都市部で木が使われることで産地の森林整備にもつながる。木材の産地の住民として、効果に期待したい。

(M)

      不連続線

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ