アメリカ大統領選挙はトランプ前大統領が勝利。来年1月に返り咲きを果たすことになった。国際政治は大きな転換点を迎えることになる。アメリカ初の女性大統領を目指したハリス副大統領は、終盤失速した。公開討論会を回避したトランプ陣営の作戦勝ちかもしれない。
アメリカでも物価高が家計を直撃している。トランプ氏は「インフレを止める」と訴えた。また、安価な外国製品に関税をかけ、国内で仕事を確保することを目指した。関税をかければ輸入品の価格が上がる。インフレ退治と並行して実現可能か。国際的には対ロシアへの姿勢や、地球温暖化対策などの面で注目が集まる。
日本では、「手取りを増やす」と主張し衆院選を戦った国民民主党が躍進した。双方で身近な経済問題が重視されたとみることもできるし、明るい展望を示したことが結果につながったとも見える。
来年は尾鷲市の市長選、市議選が行われる。経済政策が争点の一つになる。「変わる」展望を示し、実現できる候補が出て来ることに期待する。
(M)