先日、埼玉県のDX推進の成果について報道があった。打ち合わせや会議などで使う紙の資料をなくすペーパーレス化が進み、2022年度の用紙・印刷代は19年度の約4割。コピー機も半減したという。印刷・製本や差し替えなどにかかる時間も減り「深夜まで答弁の準備に追われた職員は、今では遅くとも午後6時までには退勤できる」と書かれていた。
国会では官僚の答弁作成が大きな負担になっていると言われる。同じだけの効果が見込めれば、大きな合理化につながるだろう。一方で、昨年秋の国会審議中、スマートフォンで事実確認のために情報を探していた河野太郎大臣が、委員長から注意を受ける場面があるなど、DXで遅れをとっている。
尾鷲市は、比較的早くからタブレットを導入している。ベテラン議員もタブレットを使いこなしているように思う。これまでも先進地視察を受け入れているようだが、もっと積極的にアピールしてもよいのでは。DXの旗を振っているのも政府。全国会議員が小グループで視察をすればどうか。
(M)