1月10日は警察の「110番の日」、18日は海上保安庁の「118番の日」となっている。尾鷲署と尾鷲海上保安部は15日、合同で啓発活動に取り組み、適正利用を呼び掛けた。
「118番」の運用開始は平成12年5月。海上保安庁によると10年後の22年度から「118番の日」を定めて、「海のもしもは118番」などと啓発に取り組んでいるが、認知度はそれほど高くない。
警察では「不要不急でない場合は、相談ダイヤル#9110の活用を」と呼び掛けているが、海保と警察では本来不要な通報の内容が大きく異なっている。118番では、間違い電話、無言電話、着信時の即断が多い。着信時の即断はいたずらか間違い電話の可能性が高いと考える。
どちらの通報も「いつ」「どこで」「何が起こったか」をしっかり伝えることが、迅速な対応につながる。海難通報については、濡らして使えなくしないように携帯電話やスマホをビニールケースなどに入れておくことが推奨されている。適正利用とともに知っておいてもらいたい。
(M)