G7サミットに関連する交通大臣会合が16日から18日、三重県志摩市で行われた。過疎地を含む地域における持続可能な形での移動・輸送手段の確保の重要性や、年齢、障害、性別等を問わず公平で安全かつ円滑な移動の確保の重要性などがテーマ。
成果文書(仮訳)によると、「(われわれは)課題を克服できるように、可能な限り迅速にアクセス可能性、持続可能性、強靱性、手頃な価格、利用可能性、安全性の向上に取り組む必要があることを認識する」として、具体的な論点について方向性を示している。
「持続可能」に関しては、二酸化炭素の削減と気候変動への対応がメイン。地域でどれだけ長く運行が続けられるか、という視点と思っていたが違った。
今年1月から2月に県が行った1万人アンケート。「移動手段、交通の便利さ」は「どちらかと言えば不満」「不満」と答えた人が47.1%あった。利便性の向上をどのように図っていくか。大臣会合を開いたということが、早い時期に県民にメリットとして届くような取り組みに期待したい。
(M)