地域活性化の取り組みの一つとして空き校舎の利活用が話題になるケースが多い。過疎と少子化の影響で、地方を中心に多くの学校が休校、閉校となっているほか、市街地区域や都市部でも統合や再編で空き校舎が生じている。
土地の需要が高い場所なら、取り壊して、民間も含め別の施設ができるが、地方ではそうではない。一方で、特に小学校は「何かに活用を」という話になる。古江のしお学舎などは上手くいっている先行事例といえる。
ところで、尾鷲市では「雨の日に遊べる場所」という話題がよく出る。尾鷲幼稚園の園舎を児童館などに転用できないか。耐震工事はされているし、室内の段差も広い。ホールのほかマットが敷かれた部屋もある。広いとは言えないし、大型の遊具はおけないが、小学生までが放課後や土曜日、長期休暇期間などを過ごすのには問題ないと思う。仮に地震が起こっても、比較的すぐに中村山へ逃げられる。
園庭に大きなテント地の覆いを着けられれば、用途も広がる。ぜひ検討してもらいたい。
(M)