4月10日は「エアコン試運転の日」。空調機器の業界団体である日本冷凍空調工業会と家電製品協会が今年、「試運転」の語呂に合わせて定めた。
例年、7月前後にエアコンの点検・修理や取付け工事が集中し、中には購入から設置まで数週間待たされる場合があるが、コロナ禍で在宅時間が増え、エアコンの設置や修理が遅れると熱中症のリスクが高くなることから、例年より1か月ほど早く呼び掛けを始めた。
試運転の方法は、電源プラグやコンセント、リモコン、フィルター、室外機などをチェックした後、冷房設定温度を16~18度で10分程度運転し、冷えることを確認。さらに30分程度運転して室内機から水漏れ、異音、異臭がないか、室外機から異音、異臭がないか確認する。
内閣府の消費動向調査をみると、家庭用のエアコンは11~13年ほどが寿命で買い替えられており、古いエアコンを使用している場合は特に注意が必要。
買い替えの理由の7割は「故障」。試運転をすることなく、「暑くなって動かしてみたら調子が悪かった」では、設置するにも修理するにも時間がかかる。エアコンに限らず、何事も早めに対処しておくことが大切である。
(J)