来年の三重とこわか国体の予選会を兼ねた東紀州(南勢)グラウンド・ゴルフ大会が紀北町島原の赤羽公園野球場と多目的グラウンドで行われた。県内各地から119人が集まりプレー。代表2チームのうち1チーム、男女6人ずつの12人が国体選手に内定した。
新型コロナウイルス感染症拡大で、さまざまな種目でプレ大会、リハーサル大会が開けなかったり、鹿児島国体の延期で直前視察ができなかったりしている。「国体が開けるのか」との不安とともに、大きな大会に慣れていない市町では「無事に運営できるのか」との懸念もある。
大会では、開会式の後、招集テントに集まってプレーするグループ単位でコースに向かうという段取りだったが、やはり、招集場所に来ない参加者がちらほら。大きな看板がないなど場所が分かりにくかったほか、会場全体に聞こえる放送設備もなかった。また、開始の合図も、協会の役員が大声で「始めてください」と言った後、笛を鳴らすなどバタバタしていた。
関係者の一人は「今回、大会ができてよかった」とコメント。事前の運営テストなしなら、参加者の多い国体本番ではもっと混乱したことだろう。
(M)