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不連続線「秋の深まりと獣害」

 いよいよ秋が深まってきた。昼間は暖かいが、日がかげると急に体が冷えてくる。近畿地方ではすでに「木枯らし1号」が観測されている。暖冬傾向にあるが、今年は冬らしい冬になるか。夏でも冬でもその時季本来の気温にならないと困る人も多い。海水の温度が高くマハタやアコヤガイの養殖に打撃になっている。

 1週間ほど前、体が冷えて夜中に目が覚めた。午前4時30分になっていなかったと思う。夏には明るくなってくる時間だが外は真っ暗。ピー、ピーと口笛を吹くような音が複数聞こえた。たぶん鹿だろう。「奥山にもみじ踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき」という句が思い出された。子どものころに習って暗記した。秋を物悲しく感じるのは日本人の精神性と思うが、教育の効果でもあろう。

 住んでいる場所は奥山ではなく国道42号の近くだが、帰宅途中にも空き地で鹿を見かける。農家にとって獣害対策が大きな負担になっている。作物を作らなくなって畑が荒れるとさらに獣が進出してくる。全国的にはクマが市街地に出没したというニュースも聞く。農家だけのリスクでなくなっている。何か抜本的な獣害対策はないものか。

(M)

      不連続線

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