「火災保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」など、「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスに関する相談が多く寄せられているとして注意を呼び掛けている。
相談事例を見ると、「契約時に高額な違約金に関する説明がなかった」「事業者の見積もりがずさんで少額の保険金しか提示されなかった」「保険で修理可能と言われたのに保険金が下りなかった」「保険金で修理工事ができると契約したが、工事がずさんだった」などなど。保険会社をだますような手口の保険金請求が行われているという。
昨年度の相談件数は2684件で、2010年の111件の24倍。今年は8月末現在で1445件あり、昨年同期に比べて1.7倍になっている。
依然として関東地方で多くの相談がみられる一方、近年は他の地域でも相談が増えており、10月前後の秋台風シーズンに増加する傾向があると指摘。「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができると勧誘されてもすぐに契約しない」「加入先の保険会社や保険代理店に相談する」などとアドバイスしている。
当地方でも絶対ないとは言い切れない。注意するに越したことはない。
(J)