うだるような暑さが続く。梅雨明けが遅かったので、すぐに涼しくなるだろう、と思っていたが17日には浜松で41.1度。ニュースでは「危険な暑さ」という言葉が繰り返し出てくる。
昼間だけでなく夜間も気温が下がらない。尾鷲では9日以降、最低気温が25度を下回らない日が続く。最高気温37.3度を記録した11日は、一日を通しての平均気温が31.4度になった。例年、雨の降る日もあり、平均気温が30度を超えるのは珍しい。
三重紀北消防組合消防本部によると、8日以降、ほぼ毎日、熱中症とみられる症状で救急搬送される人が出ているという。特に、屋内にいて搬送される高齢者が多い。県内では重症事例も報告されているよう。関係機関は「エアコンを適切に使って」と、室温が高くなり過ぎないように注意を呼び掛けている。
日が暮れて気温が下がり出した後でも、室内の温度が上昇を続けることがあるらしい。昼間、外壁に蓄えられた熱が、夜になって部屋に放出されるのだという。エアコンのタイマーが切れた後、室温が上がり過ぎることも考えられる。昼間が酷暑だった場合、夜も要注意ということを知っておきたい。
(M)