停滞する梅雨前線の影響で、3日から4日にかけて大雨となった九州。熊本県内最大の河川である球磨川が少なくとも7か所で氾濫し、住宅街に水が浸入した。
三重県が2年間かけて整備した危機管理型水位計。運用に伴い、県の防災みえのホームページの「緊急時お役立ち情報」の中に、「危機管理型水位計」の項目が設けられた。これをクリックすると、県内の通常水位計と危機管理型水位計のデータの両方を見ることができる「川の水位情報」が開き、水位計を設置してある川の状況を見ることができる。
無人観測所から送られてくるデータを観測後直ちに知らせる目的のページで、県内だけではなく、全国の状況も確認できる。氾濫した球磨川では、阪本町の西部大橋の危機管理水位計は、4日午前5時10分には氾濫開始水位を突破している。
県境を越えて流れる1級河川がない当地方。上流の大雨で川が増水するような経験はないが、大きな川がある地域へ出かけないとも限らない。
観測機器の故障などによる異常値がそのまま表示されてしまう可能性もあるが、浸水被害から身を守るためにも、チェックしておきたいページの一つである。
(J)