10万円がもらえる特別定額給付金は、ネットを利用した人の一部に支給が始まっている。郵送での受け付けは尾鷲市も紀北町も25日から。申請書には「希望しない」という欄があり、チェックをしてしまうともらえない。
もともと、収入が激減した人への支援策として現金給付の案が出たが、政府が当初に示した案では、もらえる人が限られるということで反発が大きく、次の選挙のこともあって今の形に落ち着いた。給料が減らない人への圧力もあり「希望しない」という欄ができたのだと思っていた。
総務大臣はブログで「万が一、申請書の配達漏れなどがあり、申請書が申請期限内に提出されなかった場合に、市区町村が『受け取らない意図』なのか『配達漏れ』なのかを確認することができるように」と意味の分からない説明をしている。総務大臣ではなく防衛大臣が「気を付けて」と呼び掛けて話題になった。
「できれば受け取って、市内、町内で使って」というのが自治体職員の気持ちではないか。実際に収入が減った人は、お金を使わざるを得ないが、そうでない人も、今回は積極的に使うことで地域経済の活性化に役立ててもらいたい。
(M)