政府は14日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、特別警戒都道府県の愛知、岐阜両県を含めた39県を解除した。
大阪など対象地域として残った都道府県への移動自粛はもちろん、解除地域同士であってもしばらくは県境を越える移動を控えることになるだろう。
緊急事態宣言下の今年のゴールデンウイーク。自粛要請に加え、施設の休業や駐車場の利用中止などもあり、外部からの来訪はかなり少なかったが、地磯の釣りでは愛知や大阪、関東地方からも来訪。全国では感染していながら公共交通機関で移動する人もいた。
「今はまだ通過点。全ての地域で手洗いやマスクの徹底、いわゆる〝3密〟を避けるなど、新しい生活様式を続けていくことが望ましい」と、テレビである専門家。6日に外出自粛要請が解除された韓国で、ソウルのクラブに出掛けた客を中心に集団感染が発生するなど、気が緩むと再び流行するおそれがある。
長引く自粛生活でストレスがたまり、〝自粛疲れ〟もあるが、再び対象地域になれば、再開し始めた経済活動が止まる。感染予防の徹底とともに、自覚ある行動が求められる。
(J)