和歌山県土砂災害啓発センターを訪ねた。同センターは、平成23年紀伊半島大水害により甚大な被害を受けた那智勝浦町に、県が土砂災害に関する研究と啓発の拠点となる施設として設置した。6月の土砂災害防止月間、がけ崩れ防災週間(6月1日~7日)に合わせ、6月1日(火)から30日(水)まで、特別企画パネル展示も実施される。
史上最速で梅雨入り。梅雨前線の影響で20日から21日にかけて西日本や東日本の各地で激しい雨が降り、24時間で降った雨の量が九州や四国、近畿、東海、長野県の各地で、5月としては統計を取り始めてから最も多くなった。
これまでの雨で地盤が緩んでいるところもあり、気象庁は引き続き土砂災害や落雷、突風などに十分注意するよう呼び掛けている。土砂災害とは、大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、水と混じり合った土や石が川から流れ出たり、尊い命や財産が脅かされる、自然の災害。
あらかじめ、土砂災害ハザードマップで危険箇所を確認し、大雨になったらすぐに避難することと、こまめな情報収集が命を守るうえで重要。
【茂】