新宮市熊野川町で熊野川フラワーツーリズム推進協議会(下阪殖保会長)による「花いっぱい事業」が行われた。熊野川小学校の全児童がプランターにパンジーの植え替え作業をした。協力するチームくまのがわ、同校学校運営協議会の地域住民が作業をサポート。児童と地域住民の交流と親睦が図られた。山本佳人校長は地域住民の献身的な協力に感謝し「地域に開かれた学校づくりの先進である」と胸を張る。
文部科学省が実現を目指す「社会に開かれた教育課程」とは、「より良い学校教育を通じてより良い社会を創る」という目標を学校と社会が共有し、連携・協働しながら、新しい時代に求められている資質・能力を子どもたちに育むもの。
世代間交流の減少、生涯学習社会の進行、新たなコミュニティ活動など、さまざまな背景があり、開かれた学校づくりが求められている。実現するには、「学校・家庭・地域社会の連携」「新たな時代の教育への対応」「地域コミュニティの拠点形成」が必要になる。
熊野川町の住民は、自然とこの形を作り上げ、「まち全体が大きな学校」ととらえている。
【茂】