1か月ほど前から、パソコンのウィンドウズの漢字かな変換機能が大幅に進化した。「メンバー」と入力して変換すると「member」と英単語が変換候補になる。漢字1文字の場合は、音・訓や画数、部首、何年生で習う漢字などの情報も画面に出てくる。
いろいろな機能がついてくる。よく使うソフトは人工知能(AI)が連動するようになっているし、登録している地域の天気や気温、株価や円相場の動向も表示される。
便利になっていいか、ということになると、逆にパソコンが不安定になっている。基本的な機能である「エクスプローラー」が固まる。本来、一番軽快に動くはずの「メモ帳」が、記事を書き上げて保存しようとして固まる、ということが何度も起こっている。
開発者は高機能なパソコンを使っているだろうが、多くの人はそうではない。仕事では、必要なソフトがストレスなく使えることが一番重要。機能の追加が「ありがた迷惑」になっている現状がある。最新がいいとは限らない。
(M)
