尾鷲市の地域おこし協力隊の成果報告会が20日に市立中央公民館で行われた。現在19人が活動中で、17人が会場で発表。残る2人のうち1人は市職員が代理で発表。東京でのPRイベントと被った1人は直前に撮影した動画を映した。
市議会でしばしば「何をやっているか分からない、という市民もいる」と指摘がある。よく、紙面に登場する協力隊員もいれば、裏方的な仕事で紙面ではなかなか取り上げられない人もいる。また、成果が分かりやすい場合もあれば、分かりにくいケースもある。人数も多く「あの人は何をしているのか」と思われる協力隊員もいると思う。
尾鷲市は年に1回、今回のような報告会を開いていて、市民が裏方的な仕事についても情報を手に入れられやすい。活動がよく見えない「ローカルコープ」の取り組みも、今後、形が見えて来ることだろう。
尾鷲市では任期終了後にそのまま残る隊員が多い。人とのつながりを含め、尾鷲の住みやすさのたまものと言える。活動の成果が、定着につながることを期待する。
(M)