熊野尾鷲道路II期工事完了に向け、尾鷲北インターチェンジ周辺では、ランプを開通後に合わせた形にする作業が着々と進んでいる。24日夕からは、海山側から来た場合、一度、本線の左側に進み、本線の下をくぐって、現在の上りランプと合流することになる見込み。
開通は夏頃とされている。個人的には、オリンピックの直前の7月17日ごろか、旧盆期の休みに入る8月7日ごろとみている。早ければあと5か月ほど。
通過交通対策は以前から市の課題の一つとなっている。率直に、国道42号を通る人がお客になっている店は大きな打撃を受けるだろう。これまでは「通りがかりに」という利用が見込まれたが、開通後は積極的に立ち寄ってもらう対策が必要となる。南部に来るなら「尾鷲でおいしい魚を食べていこう」とか「尾鷲で土産を買っていこう」などと思ってもらえる工夫ができないか。
議会の一般質問でも話題になったが、明確な方向性は打ち出されていないと認識している。開通までに手立てを何も打ち出さなければ、「コロナ対応もあったけど貴重な1年を無駄にした」と言われかねない状況。当局には速やかな対応を求めたい。
(M)