元日に、いつも利用しているスーパーに買い物に出かけたところ、休業の張り紙が張ってあった。やむなく多くの人でにぎわう大型スーパーに行ったのだが、全国的に小売りや外食業界は休業や時短営業する店舗も多かった様子。数年前に大手デパートが正月休業を延ばしたと話題になっていたが、働き方改革や新型コロナウイルス感染症拡大予防などでさらにその傾向が広がったようだ。
昔は正月といえば店がほとんど開いておらず、まち全体が静かだった記憶がある。いつのころからか年中無休・24時間営業の店が登場し、コンビニの進出もあり、だんだんと正月らしさが薄れていったように感じる。その便利さに慣れてしまって、休日返上で働いてくれている人がいるにもかかわらず、開いているのが当たり前かのように思っていたことを反省したい。
三が日ぐらいはゆっくり過ごしたいというのは、多くの人が思うことだろう。どうしても休めない業種もあるだろうが、コロナ禍で広がったリモートワークなども有効に活用しながら、1人でも多くの人が穏やかな正月を迎えられる環境になってほしいと思う。
【織】