寒波が来ても長続きせず、相変わらずの暖冬傾向が続いている。旬ごとの平均気温を見ても、最も低かったのが2月上旬の6.2度で、平年に比べて0.2度高かった。それ以外は3.7度高かった1月下旬を筆頭に、平年を1.3~3度以上上回る。
おかげでこの冬の暖房費は例年より少なくて済みそうだが、ちょっとした気づかいで電気代の節約になることも多い。たとえば、ブルーレイやDVDなどのレコーダー。待機時の消費電力は、電源オフの状態ならだいたい0.1ワット以下だが、電源が入っていると3~7ワット。40~60ワットの型のLED電球に相当する。
この10年ほどを見ると、エアコンは5%、テレビや冷蔵庫は3割以上消費電力が少なくなっているとのことで、一番の省エネは最新機種に買い換えることだが、値が張るものはなかなか難しい。
電球がついていたら消すが、レコーダーなどの電源は忘れることも多い。不要な電源をこまめに切ること、ファンヒーターなどで暖房する場合、窓を背にしておくと暖房効率が大きくなる。わずかなことだが、積もり積もれば大きくなる。無理をせずとも、工夫次第で節約は可能である。
(J)