春になると多くの人が悩まされる花粉症。当地方でも先週前半に少数の花粉飛散があったようだ。飛散量は少ないが、今週以降、気温が上がり、スギ花粉の本格的飛散期となる。花粉症対策の重要なポイントは、体内に侵入する花粉をいかに少なくするか。「飛散量が多いときは、外出をできるだけ控えるように」の呼び掛けもあるが、そうもいかない。
まずは、外出時のマスクとメガネの着用。特にマスクは、吸い込む花粉を3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を軽くする効果があるが、内側にガーゼを付けるとより効果が高いという。このほか、花粉が付きにくい服装も。
外から帰ったときは、建物に入る前に服についた花粉を払い落とし、うがいと洗顔。家にいるときは、換気は窓を小さく開けて時間を短くし、レースのカーテンでさえぎること。こまめな掃除も大切だが、掃除機だけではなく、濡れ雑巾やモップによる清掃が推奨される。
当地方の飛散予測によると、12日までは「少ない」、13日ごろから「やや多い」。花粉症対策は発症している人だけの問題ではない。発症していない人にとっても発症を防ぐ効果などが期待できる。
(J)