白黒の袋のポテトチップスが店頭に並び始めたとのニュースを聞き、ふと「欲しがりません勝つまでは」という標語が頭に浮かんだ。直前に、小学生が戦争体験者の話を聞くのを取材したからかもしれない。
1942年に大政翼賛会と大手新聞社などが日米開戦1周年を記念して企画した「國民決意ノ標語」の入選10点の一つ。七五語でごろがよく、ほかの作品に比べ広く流布した。「すべてを戦争へ」「たった今!笑って散つたとももある」などの作品もあった。
5月31日に、尾鷲市の戦没者追悼式が行われた。修学旅行で沖縄戦の悲惨さに触れた中学生の作文発表もあった。
たしかに、日本では爆弾が投下されたりドローンで攻撃を受けたりする環境にはないが、ポテトチップスの袋の変化や物価高騰、一部製品の不足などで、世界の戦争の動きに翻ろうされている。
戦争・紛争は不幸な人を増やすだけであり、世界中に害悪をばらまいている。各国の指導者に戦争を止めることができる人、しないと決断できる人がそろうことを願う。
(M)
