ここのところは晴れ間もあり、青空を見上げ「夏が始まった合図がした」と歌ってみる。夏の風物詩である花火も、きほく燈籠祭におわせ港まつり、盆を挟んで熊野大花火大会と、本紙地域でも大きな花火大会が続く。
今年から港まつりの実行委員長になった岩澤さんは、同じく県外からの移住者で年齢も近く、一方的にシンパシーを抱いている。尾鷲の夏の一大イベントのかじ取りをよそ者に任せた形だが、尾鷲は割と人に関しては大らかというか、特に実務に関して出自を全く気に留めないようなところがある。
交流が盛んだった風待ち港の影響か、即座に合理的な判断が求められる漁師のまち故か、火力発電所で栄えた飲み屋文化で育まれたものか、善い特性ではある。
港まつりの記者会見の後、委員長として一番重きを置く点は何か、と尋ねると「この伝統あるイベントを100年目が迎えられるように、子どもたちに受け継がれるように」と。迫力というか、覚悟を感じる一言だった。花火大会当日も晴れてほしい、そう願うばかりだ。
(R)
