人手不足の中、奨学金を肩代わりする事業所が広がっているという。尾鷲市議会の一般質問でも、市の奨学金の返還免除対象者の拡大や、その他の奨学金の〝肩代わり〟への支援を提案する質問があった。
奨学金とはいうものの、貸与型のもので特に有利子のものは借金と変わらない。物価高で生活費はもちろん、学費も上がっている。借りられる奨学金の金額も多くなっているが、これは借金の額が多くなるのと同じ。かつ、以前なら大学を卒業すれば一応、奨学金を返していける見込みが立ったと思うが、社会が不安定になっている現在、「借りたのはいいが返せない」という人が多くなっている。
肩代わりも大きな支援策ではあるが、肩代わりのない人との公平性が課題。制度設計を慎重に行う必要がある。現状、都市部の儲かっている企業が「金にものを言わせて」人材を囲い込んでいる。地方の企業や中小企業も、奨学金を返していけるだけの金額を給与として支給できるような環境づくりが政府に求められている。
(M)
